起業方法はあくまで株式会社を前提に説明をしています。なぜならば前回も申し上げたとおり、有限会社が廃止となったからなのです。でも有限会社は資本金が300万円あれば設立できましたが、株式会社は資本金が1千万円ないと設立することは出来ませんでした。有限会社が廃止になっては、会社を立ち上げることができなくなります。
そこで『新会社法』では株式会社を設立する時には1千万円なんていう大金を用意しなくても良いということになりました。なんと1円で株式会社を設立することが出来るようになったのです。これは2002年から特別な手続きをすれば『1円会社』を設立することが出来るようになったのが、『新会社法』では特別な手続きも要らなくなったのです。
起業方法として1円会社を選択する人も増えてきています。特に今まで資本金が用意できなかった個人事業主などは、『新会社法』成立を機会に法人化する人も増えてきているようなのです。やはり個人事業主と法人では税金面での待遇が異なりますので、ある程度の利益を出している個人事業主は、法人化することをオススメします。
会社を設立して経営者になることは、『新会社法』などの成立によって以前よりもハードルは低くなっています。この環境を利用し、これからは雇われる立場から雇う立場に変わるのも悪い選択ではないと思います。また、一人で起業して、アウトソーシングを活用して会社を運営するのもリスクが少なく、おススメの起業・独立方法です。